低音障害型感音難聴になった話

なんの前触れもなく、ある日突然、耳が本調子ではなくなりました。
無事に治りましたが、それまでの間気が気じゃなくて
ネットで体験談を調べまくって参考にさせてもらったので、
私も記録に残しておきます。

初期症状

ある日曜日(2017/08/20)の朝、起きると頭?耳?に違和感がありました。
具体的には以下のような感じ

  • ぼわんぼわんする
    頭が大きく膨らんだ、もしくは耳のあたりに鍋がかぶさっていて音が反響している感じ
    すべての音が反響するわけではなく、エスカレーターの案内音声(女性)、空調、電車の通過音など、一部の音
  • 音が大きく聞こえる(これは気のせいだったらしい)
    もわんもわんするせいで、音によっては普段より大きく聞こえる

ただ、今までも確か何度かこのような感じはあり、すぐに治っていたので、
特に気にも留めずに、今日はカラオケに行くぞー!と、
元気に一人で4時間もカラオケをしました。(自分で思うけどすごい)

カラオケ中はとくに聞こえ方に違和感を感じることはありませんでした。
基本的に鈍感です。
楽しいことをしていると、そのほかのことはすぐ忘れてしまいます。

耳鼻科にいく(3日目)

今回の話に全く関係ありませんが、スキマスイッチで「病院にいく」という歌があります。
「熱めっちゃあるわ、病院行かなきゃ、あれれ彼女の家着いたわ、おおお…パタン、ああ目覚めたら彼女いるじゃんいえーい」
という歌です。

私は、この歌に惑わされず、ちゃんと耳鼻科に行きました。

・・・

なにもせずに3日目たち火曜日になりましたが、相変わらずの状態でした。
朝はもわんもわんしてても夕方には気にならないこともあったのですが、
一方で、朝起きるごとにひどくなってきているような気もしていました。

生活に支障はないものの、会議中に他所の電話会議の音ばかり響いて気になったり、キーボード音が聞こえすぎて気になったり、してました。
それゆえ、仕事中ずっと「耳 もわんもわん」で検索し、仕事が手につかなかったのがこの頃です。
病院は嫌いで、また会社近くの耳鼻科が夏季休業中だったため、行くのを渋っていたのですが、
「耳はとりあえず病院に行った方がよい」という意見をネットでたくさん目にし、
このままだと仕事が何も終わらない、と気が付いたこともあり、大人しく病院に行くことにしました。

診察

ネットで探しだした、帰り道にある耳鼻科に、初めて行きました。
ここでは院長と、他に日替わりで大学の先生が見てくださるようです。

確かこの日は院長先生だったかな
「もわんもわーーんとしてますがそれ以外は至って通常通りです。音は良く聞こえています。いつも以上に。」と伝えたら、
「耳の中は問題なさそうですが症状は気になるので検査しましょう」

と、あれよあれよと、私は検査に回されました。
やった(された)ことは2つ

  • 鼓膜の張りを調べる?検査(チンパノメトリーというらしい)
    おっきくなっちゃったカナル式イヤホン、みたいな機械を耳に軽く突っ込んで、耳を引っ張られて吸われる
    すぐ終わった
  • 聴力検査
    電話ボックスのような聴力検査ボックスに入れられ、ヘッドフォンをつけられ、
    音が出ている間ボタンをカチカチするあれ

電話ボックスには窓が付いてて、外の様子が見られるのですが、
その窓の目の前に、音を鳴らす機械をいじるお姉さんがいて、
動きで、ああ今鳴らしてるんだなぁ、とバレバレ。
しかも、ヘッドフォンのケーブルは電話ボックスの外の機械とつながっているためか、
操作する物音もまる聞こえ。
それどころかそれを伝って外界の音も聞こえてくる。
こんなのでちゃんと聴力が測れるのかしら…と疑念を抱きながら検査されました。

しかし。
実際に始まって見ると、あれ?今鳴っているはずだけど?ということが何回かありました。
次第にこりゃやばいなぁと思いはじめていたのですが、
一番やばかったのは、左耳の骨から聴力を調べる検査でした。

普通にヘッドフォンを耳に当てて耳から音を聴く検査の他に、
なんだろう、テレフォンオペレーターの人がする、片耳だけあるヘッドフォンのようなものを装着して、
音が聞こえない側(分かりにくい説明…)から、骨に直接音の振動を伝えて聴力を測る検査もしたのです。

これの左耳が、低音が聞こえなさすぎて、出力の音が大きくなりすぎて、ヘッドフォンが震える!!!!笑
おもわず、聞こえてないのに、びっくりしてボタン押した!
(そう正直に申告したらやり直しになったけど、やっぱりヘッドフォンがブルブルしてたから、多分また聞こえてないのに押した。)

…結果。

これは、聴力をわかりやすくグラフ化した、オージオグラムというものらしい。

病院来るまでは全く自覚してなかったけど、この聴力検査でうっすら気がついてた。
検査結果にもでているように、低音が全然聞こえない。

お医者さんいわく「低音感音性難聴ですね」とのこと。
「先ほど聞こえに問題はないと言っていましたが、多分低音の耳鳴りがひどいせいで気づいてないだけですね」(フォローしてくれた)

  • ストレス、ダメ、ゼッタイ
  • 中の中位のひどさ
  • もっとひどくなったら入院とかなんとか
  • メニエール病になるかもなんとか
    (あんまりよく聞いてない)

とアドバイスをもらいました。
中でも強調されたのは、「ストレスをためないで!」ということでした。
ネットで調べたところ、原因は大概がストレスだそうです。
ただ、この時の私には、睡眠もちゃんととれていて、仕事も問題なくて、ストレスの心当たりもゼロだったので、
そういう意味ではある種の原因不明状態。
ストレスもないのに毎週律儀にカラオケでストレス発散してるし。

「ストレス気を付けてね!!」
「ないですよ!!!」

という会話を3回もしました。

費用・薬

病院

3120円
(初診 + 検査 + 処方箋)

1040円
(下記を1日3回×1週間分)

  • プレドニゾロン錠「タケダ」5mg
    噂のステロイド。
    下の表ように細かく飲む量が決められている面倒くさい薬
    わたしの読み通り、最終日に数が合わなかった(余った)
1日目 3錠
2,3日目 3錠 2錠 1錠
4,5日目 2錠 1錠 1錠
6,7日目 1錠 1錠
  • ファモチジン錠10「サワイ」10mg
    胃薬
  • メチコバール錠500μg
    パッケージめっちゃ赤いけど中身は白い
  • アデホスコーワ顆粒10%
    結構まずくない(口の中に残ってても変な味しない)

薬が効かない

ネットの体験談では「ステロイド飲んだらすぐに効いた」という声が多かったのですが、
私の場合、まったく即効性がありませんでした。
飲んだら心なしか気持ち悪くなるだけで、
耳鳴りや聞こえなささはむしろ悪化している気がする。

薬を飲み始めて4日目(発症から6日目)の金曜日、
これは!全然効かない!ひどくなる一方だ!医者に文句を言いに行かなきゃ!
と、思いましたが、忙しくて行けず…
仕方ないので、月曜日に行くことにしました。

その帰り道、なんとなく音楽を聴いていたら、
低音が聞こえていないせいか全然違う曲に、なんだかラジオを通して聴いたように聞こえることにふと気がつき、
いつもはノリノリに聴く曲も、高音ばっかガチャガチャノイズのうるさい曲に聞こえて、あぁーん、と悲しい気持ちになりました。
アルエ(BUMP OF CHICKEN)は低音が聞こえないと本当にただのジャカジャカした曲です。ベースって大事だな、と気がつきました。
しかし、まぁ、右耳は左と比べて低音も聞こえているので、イヤホンを右耳だけにすれば問題ない。

突然治った(8日目)

ちょうど1週間経った日曜日。
この日も朝からカラオケに行こうとワクワクしていました。

カラオケに行く準備をしているとき、
そういえば1週間経つな
あれ?そういえば今日は起床時のぼわわーんとした感じがなかったような?
と、思い、そこで初めて、
今まで気になっていたような症状が全く気にならなくなっていることに気が付きました。

もしや、とアルエを聴いてみたところ、

いつもの曲だー!ベースおかえり!!!(!▽!)

あまりに突然治るものだからびっくりびっくり
思わず小躍りをしていたかもしれないくらい(してない)びっくりしました。

その日は普通通りカラオケをこなし、採点で自己最高得点を叩き出し良い気持ちになり
予定通り9日目の月曜日に耳鼻科に行きました。
聴力は無事、回復していました。

これになる以前の聴力がわかりませんが、そんなに高機能な耳でないことは以前から自覚していたので、きっと元々がこんなもんでしょう。

「もわんもわんもないし、聞こえ方ももう完全に元通りですね」
とお医者さんに話したら、
「普通これだけ急に聴力が変化すると、逆に違和感を覚えるものですけどね」と失笑されました。

急によくなったということは逆に急にまた悪くなることもあるので、
2週間分下記の薬だけ出しておきます、また2週間後に来てください、とのことでした。

(結局行ってない…)

費用・薬

病院

750円
(再診 + 検査 + 処方箋)

1060円
(下記を1日3回×2週間分)

  • メチコバール錠500μg
  • アデホスコーワ顆粒10%

まとめ

私の場合は1週間で元どおりになりました。

症状があるときも特別なことはせず、強いて言ったら毎日ちゃんと24時までには寝るように心がけてたくらい。
薬は一応処方通りに飲んだけれど、
最終日にいろんな種類の薬の数が合わなかったから、どこかでいろいろ間違えてる。笑

効くとされている針とか灸とか?には手を出すまえに、ちゃんと治りました。
長引いたり、再発したりすることもあるらしいですが、1ヶ月ほど経った今のところは問題なさそう。

私の場合、もちろん早めに病院に行き薬をもらったのもよかったと思いますが、
たぶんなにより、「気にしすぎなかったこと」がよかったのかな、と思っています。

もともとあんまり気にしないタイプの人間だし、健康診断オールAの健康優良児なので、
今回も平気平気!と心にどこか余裕もあったとは思います。
「病は気から」信者です。

なにより、会社で「ストレスないのにストレスのせいで耳が悪くなったらしいんですけど!!笑」とネタにしたり、
友達の会話が聞こえなかったときに「なにぶん今聞こえにくいもので!がっはっは!」と軽く聞き流したり、
悲観的にはならないように過ごしたことが、私にはよかったと思います。
人に心配かけるのは苦手なので、心配かけない程度に今の状況を伝えることもできたかなと(そうだといいな)

「ひどくなって入院したら、こないだお見舞いに行ってあげたあの人は、きっと恩を返しに来てくれるだろう」
とか考えたりはしたけれど(^m^)
この恩返しは先のばしかな、一生返されないほうがいいかな。

仕事中、耳鳴りが大きすぎてどうしても気になってしまうときもあったのですが、
冷たい手で冷やすと、ちょっと楽になりました。

さすがに耳が気になりすぎた日は、早めに退社したりもしたので、
柔軟に働ける環境だったのも、治すのにはよかったのかもしれません。
(そういう環境なので、本当にストレスの心当たりはありません)

ライブに行く予定も何回かあるし、TOEICもあるし、しばらくは再発しないとよいなぁー